枕の購入を検討されている方の中には、
- ブレインスリープ ピローって何だか良さそうだけど、他の枕と比べたらどうなの?
- エアウィーヴの枕も人気が高いようだけど、何がどう違うの?
といった疑問をお持ちの方も多いと思います。
そこで、ここでは、ブレインスリープ ピロー(BRAIN SLEEP PILLOW)とエアウィーブ(airweave)枕を細かく比較してみました。
商品選定の際の一助にしていただけたら幸いです。
製品全体の比較
まず、ブレインスリープ ピローとエアウィーヴ枕の比較を全体的にまとめてみました。
ブレインスリープ ピロー | エアウィーヴ 枕 | |
---|---|---|
販売会社 | (株)ブレインスリープ | (株)エアウィーヴ |
種類 | 3種類 ■LOW ■STANDARD ■HIGH (高さが異なる) | 3種類 ■S-LINE ■スタンダード ■ソフト (機能が異なる) |
値段 (税込) | どのサイズも 33,000円 (枕カバー含む、 送料無料) | ■S-LINE (いずれも送料別、440円/件) |
枕カバー | 素材は2種類 ■アクティブエア ■オーガニックスリープ | 素材は2種類。必要に応じて購入可。 ■メッシュ素材のピローケース ■柔らかいピローケース ソフトタッチ (3,630円 ~ 4,400円) |
特徴 | ■通気性が良いので脳が温まらない ■オーダーメイドを超えたジャストフィット感 ■清潔で衛生的に使える(水洗い可能) ■ドライヤー等で復元可能 | ■3種類から選べる ■高さ調節が簡単(シートコアを抜き差しするだけ) ■素材はエアファイバーで通気性が良い ■水洗い可能 |
構造 | 特殊な繊維状の通気性に優れたメッシュ構造。 上下方向は、3層構造。 左右方向は、7グラデーション構造。 | カバー、リングコア、シートコアで構成 |
上下方向の フィット感 | 頭が程よく沈み込みジャスフィット感 | 特にスタンダードの場合、頭がしっかり支えられる |
寝返りの しやすさ | ◎ 肩への負担を抑えられる | ○ |
高さの調整 | LOW(6 – 8cm) ■前後を逆にして試してみる | S-LINEの場合、2枚あるシートコアの出し入れにより調整可能。 スタンダード、ソフトの場合は、シートコア1枚の出し入れにより調整可能。 |
返品 | 不可 | 商品到着後30日以内であれば返品可能。 (その間、お試しが出来る) |
交換 | 1回のみ可能 (但し、商品到着後30日以内) | 不可 |
お試し | 実店舗はあるが店舗数が少ないので、お試しが出来るのは一部の方に限られる | 商品到着後30日の間にお試しが可能 |
購入できる ショップ | 公式サイト 実店舗 楽天市場 amazon Yahoo!ショッピング | 公式サイト 実店舗 楽天市場 amazon Yahoo!ショッピング |
メリット | ■頭が温まらないので、早く深い眠りに入りやすい ■フィット感が抜群 ■清潔に使えるので衛生的 | ■シートコアの出し入れで高さ調整が可能(特にS-LINEは2枚のシートコアで調整可能) ■3種類の枕から選べる ■返品が可能 |
デメリット | ■値段が高い ■返品ができない ■お試しが難しい ■サイズ交換が面倒 | ■S-LINEからスタンダードのような交換は出来ない ■エアファイバーは高反発で硬め |
おすすめ する方 | ■枕難民、枕ジプシーの方 ■枕に投資出来る方 ■比較的お金に余裕のある方 ■暑がりの方 など | ■コスパ重視の方 ■枕選びに失敗したくない方 など |
どちらがおすすめか?
ブレインスリープ ピローは、33,000円(枕カバー付き、送料無料)とちょっと高価なのがネックですが、この点を除けば、ブレインスリープ ピローの方がおすすめ!と言えるでしょう。
ブレインスリープ ピローは、枕に求められる、
- 早く深い睡眠に入りやすい
- 仰向け・横向き・寝返りが楽
を一つの枕でサポート。最高の睡眠をサポートしています。
ここからは、両者を細かく比較していきます。
仕様(スペック)を比較
を、構造的な面から比較してみました。
1. 構造の違いについて
まず、枕の構造について簡単にご紹介しておきます。両者とも、快眠をサポートできるよう、色々な工夫がなされています。
ブレインスリープ ピローの場合
枕本体は、ポリエチレン樹脂を原材料とした特殊な繊維(ファイバー)をメッシュ状にして作られており、見た目は、まるで春雨もしくは寒天のようです。でも、90%以上が空気層という、通気性に非常に優れた枕に仕上がっています。
つまり、頭の熱を放出しやすく頭が温まりにくい快適な睡眠環境を作りだしています。早く深い睡眠に入りやすいと言われる所以です。
更に、ブレインスリープ ピローの特徴として、
- 上下方向は3層構造
- 左右方向は7グラデーション構造
という特殊な構造があげられます。
(上下方向は3層構造)
上下方向は、アジャスト層・サポート層・ベース層という低反発と高反発を組み合わせた3層構造になっていて、頭の大きさや重さにフィットして形が変化。オーダーメイドを超えたジャストフィット感が得られ、睡眠に適した自分だけの枕になっていきます。
(左右方向は、7グラデーション構造)
左右方向は、真ん中が一番柔らかく、左右に行くほど弾力が高まるグラデーション構造になっています。仰向け、横向き、うつ伏せなどどのような寝方にもフィットし、肩や首への負担も抑えられます。
エアウィーヴの場合
エアウィーブには、下図のように3つのタイプ(S-LINE、スタンダード、ソフト)があり、目的に応じてお好みのタイプが選べます。
いずれも、リングコアにシートコアを挿入して使用します。シートコアの出し入れにより高さの調整ができます。
2. 枕の高さの調整は?
心地よい睡眠を得るには、枕の高さも重要です。高さが合わないと、
- 眠れない
- 翌朝、肩や首が痛い
といったトラブルも。高さの種類や高さの調整方法について比較してみました。
ブレインスリープ ピローの場合
ブレインスリープ ピローには、高さだけが異なる
- LOW(6 – 8cm)
- STANDARD(9 – 11cm)
- HIGH(12 – 14cm)
※)()内は、高さを表します。
の3つのサイズが用意されていて、前方と後方で高さが異なります。
枕の高さを調整するには、まず、前方と後方を逆にして頭を置いて様子をみてみましょう。それでも高さが合わない場合は、サイズを交換することもできます(但し、商品到着後30日以内)。
例えば、
- LOWでは低すぎるので、もう少し高いSTANDARDに交換したい
- STANDARDでは高すぎるので、もう少し低いLOWに交換したい
などです。
エアウィーヴの場合
シートコアの出し入れにより、高さ調整ができます。
- S-LINEでは、出し入れできるシートコアは2枚
- スタンダードとソフトでは、出し入れできるシートコアは1枚
シートコアの厚さは約2cmです。S-LINEの場合、
- リングコアのみの厚さ
- シートコア1枚を挿入すると+2cmに!
- シートコア2枚を挿入すると+約4cmに!
という具合に高さの調整が簡単にできます。
3. 衛生面について
私達人間は、寝ている間にコップ1杯分(約200ml)の汗をかくと言われています。枕には頭や顔が密着しますので、頭や顔から出る汗を毎日吸収していることになります。
従って、枕は、清潔で衛生的であることが重要です。簡単に洗えると有り難いですね。
ブレインスリープ ピローの場合
ブレインスリープ ピローは、90%以上が空気の層で出来ています。そのため、通気性がとても良いので湿気を溜めません。とても衛生的な構造になっています。
素材もポリエチレン樹脂で出来ているので、シャワーでサッと簡単に洗えます。速乾性も高いのでいつでも清潔に保てます。もちろん、枕カバーも洗えます。
このように、衛生面にも充分配慮した枕になっています。
エアウィーヴの場合
エアウィーヴも同様、カバー、リングコア、シートコア全て丸洗いできます。
使用感の違いについて
について比較してみました。
エアウィーブのメリットとして、高さ調整が簡単にできます。逆にブレインスリープ ピローは、最悪サイズ交換を依頼することになるので、手間と時間がかかります。
でも、ひとたび高さが上手く合えば、枕としての使用感は、ブレインスリープ ピローの方が良いと言えるでしょう。
1. 頭のフィット感の違いは?
ブレインスリープ ピローの場合
ブレインスリープ ピローは、縦方向(上下)が低反発と高反発を組み合わせた3層構造になっています。そして、約1週間かけて自然とご自身の頭に形がフィットしてくれるようになります。
エアウィーヴのように、簡単に高さの調整が出来ませんが、高さが合っている方からは、
- 頭の沈み込みが丁度良い
- 優しく頭を支えてくれている感じ
- 熱がこもらないのも良い
といった口コミがあがっています。
また、一つの枕で、心地よい仰向け・心地よい寝返り・心地よい横向きをサポートします。
なので、多くの方から「快適に眠れるようになった」「いつの間にか寝ている感じで良い」という非常に良い評価を得ています。
エアウィーヴの場合
エアウィーヴ 枕は、
- S-LINE:横向き寝や寝返り回数の多い方という方
- スタンダード:頭をしっかり支えたいという方
- ソフト:柔らかい感触がお好きな方
というように、目的に応じておすすめのタイプが異なります。
S-LINEは、ブレインスリープ ピローのように、仰向け・寝返り・横向きをサポートしているようですが、心地よさではブレインスリープ ピローの方がおすすめです。
2. 寝返りのしやすさの違いは?
良い睡眠をサポートするには、寝返りのしやすさも重要なポイントです。
ブレインスリープ ピローの場合
ブレインスリープ ピローの場合、横方向(左右)は、硬さが7つに分かれているグラデーション構造になっており、外側に向かって硬くなっています。
この構造により、楽に寝返りが打てます。そして、体が横向きになった時の、肩への負担も抑えることができます。
エアウィーヴの場合
寝返りの良さを求めるなら、S-LINEがおすすめです。中央部分が柔らかく、左右外側が硬めになっているので、寝返りが打ちやすくなっています。
3. 寝付きの良さ
ブレインスリープ ピローの場合
以上、ブレインスリープ ピローの構造上の特長をまとめると、
- メッシュ状のファイバー構造なので、本体の90%が空気層になっている。これにより通気性が向上し、頭の熱が放出しやすくなっている。
- 縦方向は、低反発と高反発を組み合わせた3層構造。これにより、オーダーメイドを超えたジャストフィット感が得られる。
- 横方向(左右)は、硬さが7つに分かれたグラデーション構造。これにより、寝返りがしやすくなっている。肩への負担も抑えられる。
があげられます。従って、多くの方から、
- 頭の沈み込みが丁度良い
- 優しく頭を支えてくれている感じ
- 熱がこもらないのも良い
といった口コミがあがっています。そして、「快適に眠れるようになった」「いつの間にか寝ている感じで良い」と、寝付きの良さも評価されています。
エアウィーヴの場合
エアウィーブのスタンダードやソフトタイプは、ブレインスリープ ピローのように、仰向け・横向き・寝返りが楽、という人によって違う寝やすさの体勢を、一つの枕でサポートする構造にはなっていません。
S-LINEは、これ一つで、仰向け・横向き・寝返りが楽をサポートしているようですが、寝付きの良さでは、ブレインスリープ ピローとの方がおすすめです。
使用感の違いのまとめ
ブレインスリープ ピローには、3つのサイズがありますが、これは高さが違うだけで、構造は全く同じです。一つの枕で、「心地よい仰向け」「心地よい横向き」「寝返りが楽!」を同時にサポートしています。
一方のエアウィーブの枕は、S-LINEの場合、ブレインスリープ ピローと同じ様なことがいえますが、機能的な面ではブレインスリープ ピローが優っているように思えます。
ただ、頭をしっかり支え首への負担を抑えたい(スタンダードがおすすめ)、柔らかい感触が好み(ソフトがおすすめ)という方は、エアウィーヴをおすすめします。
価格や保証など
ここでは、
について比較してみました。
1. 価格について
ブレインスリープ ピローの場合
ブレインスリープ ピローで残念なのが、値段が33,000円(枕カバー込み、送料無料)と高価なこと。オーダーメイドの枕に近いお値段になっています。
睡眠に投資したいという方には、是非、ご購入いただきたい枕ですが、多くの方が、購入に躊躇されるかもしれません。
エアウィーヴの場合
- S-LINE:24,200円
- スタンダード:16,500円
- ソフト:16,500円
決して安いとは言えませんが、スタンダード、ソフトタイプは、ブレインスリープ ピローの半額です。コスパ重視の方は、エアウィーヴをおすすめします。
2. 返品は可能?
ブレインスリープ ピローの場合
未開封・未使用で商品到着後8日以内であれば、返品は可能ですが、それ以外の返品は不可となっています。
エアウィーヴの場合
商品到着後30日以内であれば、返品可能なのでお試しができます。
- お店で試しただけではよくわからない。
- 自宅で寝心地を確かめたい。
という方は、30日の間にエアウィーヴをじっくりお試し下さい。万が一納得できなければ返品して下さい。
エアウィーブの返品に関する詳細は、こちらをご覧ください。
3. 交換は可能?
ブレインスリープ ピローの場合
サイズが合わないという場合に限って、商品到着後30日以内であれば、ザイズの交換が可能です。但し、1回のみ。
エアウィーヴの場合
基本的に交換は出来ません。但し、製品保証期間内(枕の場合は1年)に以下の事項が認められた場合、保証対象として代替品もしくは同等品と無償交換してもらえます。
- エアファイバーの初期不良(商品開封時に汚損または破損がある場合)
※通常の使用により、当社の規定以上に変形を起こした場合 - カバー:初期不良(商品開封時に汚損または破損がある場合)
4. お試しは出来る?
ブレインスリープ ピロー、エアウィーブの枕共に、お値段が高価なだけに、実店舗に行って、実物を目で見て手で触って実際に頭をのせてみるなど、少しでもお試ししてみたいものです。
ブレインスリープ ピローの場合
実店舗が数店舗展開されていますが、東京23区内及び兵庫県芦屋に限定されています(2022年10月上旬現在)。
公式サイト上でもお試し用の枕は用意されていませんので、殆どの方はお試しができません。
エアウィーヴの場合
商品到着後30日以内であれば、お試しができます。
- お店で試しただけではよくわからない。
- 自宅で寝心地を確かめたい。
という方は、30日の間にじっくりエアウィーヴをお試し下さい。万が一納得できなければ返品できます。
5. 購入できるショップは?
ブレインスリープ ピローの場合
■ブレインスリープの公式サイト
■楽天市場
■amazon
■Yahoo!ショッピング
■実店舗
で購入できます。
エアウィーヴの場合
■エアウィーブの公式サイト
■楽天市場
■amazon
■Yahoo!ショッピング
■実店舗
で購入できます。
メリットとデメリット
両者を比較した場合のメリット・デメリットをあげてみました。
ブレインスリープ ピロー | エアウィーヴ | |
---|---|---|
メリット | 「最高の睡眠をサポート」するという枕本来の機能面では、ブレインスリープ ピローの方がおすすめ(早く深く眠れる、フィット感が抜群など)! 一つのタイプで、心地よい仰向け・心地よい横向き・寝返りが楽を同時にサポート。 サイズ交換出来る(但し、商品到着後30日以内) | 目的に合わせて3種類のタイプからお好みの枕が選べる。 ブレインスリープ ピローより値段が安い。 お試しができる(但し、商品到着後30日以内)。 |
デメリット | 値段が高い。 エアウィーブのようなお試しが出来ない。 返品ができない。 | 機能的には、ブレインスリープ ピローの方が上。 他のタイプに交換できない(S-LINEからスタンダードへなど) |
おすすめはこんな方
ブレインスリープ ピローの場合
■枕難民、枕ジプシーの方
■枕に投資出来る方
■比較的お金に余裕のある方
■暑がりの方
など。
エアウィーヴの場合
■コスパ重視の方
■お試しした上で商品を購入したいという方
■枕難民、枕ジプシーの方
など。
まとめ
- 早く深く眠れる
- 仰向け・横向き・寝返りが楽
という、枕が本来持つべき機能的な面では、ブレインスリープ ピローがおすすめです。
ただ、ブレインスリープ ピローは、
- 値段が高い
- エアウィーブのようなお試しが出来ない
という購入を決断するまでの敷居が高いので、多くの方が購入を躊躇されるかもしれません。
- コスパを重視するなら、エアウィーヴ枕がおすすめ
- とにかく最高の睡眠を手に入れたいなら、ブレインスリープ ピローがおすすめ!
と言えるでしょう。